水の生物処理 曝気槽の水 約100倍の光学顕微鏡写真
写真の 濃いこげ茶色のまるっこい のが 有殻アメーバ である。
(少し専門的になるが、) これでも水処理生物のひとつであり、
大きく分類すると 原生動物 である。
大きさは、およそ100μmぐらいである。
殻は、
鉄やマンガンを含むタンパク質からできている。
したがって、処理する水に鉄分などがあると出現することが多い。
彼らが出現するとき、処理水BODは10mg/L以下の場合が多く、
水処理は良好となる。
また、
汚泥と処理水との分離も良好になり、非常に澄んだきれいな
水が得られる。
水処理がうまくいくよう、彼らが出現すべく、日々努力している。
まったく、我々は、鉄や生物には勝てない。
彼らの力を借りなければ、水処理すらできないのだ。