地球が誕生したのは46億年前という。
原始の地球 と 現在の地球 を大気で見てみよう。
原始の地球 現在の地球
大気組成 二酸化炭素 主成分 二酸化炭素 0.038%
窒素 窒素 78%
水蒸気 酸素 21%
大気圧 数百気圧 1気圧
(もともとの地球の大気には、とんでもなく二酸化炭素が多かったのだ。)
大気において、原始の地球から現在のような地球になったのは、
海があり、それに二酸化炭素が溶け込み、岩石から溶け出したカルシウムと
化合し、個体となり海底に堆積していった。
さらに、生命の誕生により、つまり、サンゴ、貝、フズリナ、ウミユリなど
炭酸カルシウムの殻を持つ生物により急激に大気中二酸化炭素は吸収
されていった。
一方、光合成をおこなう生物にも、二酸化炭素は吸収され、おまけに
酸素の放出が始まり、ちょうど、二酸化炭素が酸素に入れ替わった
感じになり現在の地球の大気ができた。
(原始地球の大気中の膨大な二酸化炭素を減少させたのは生物、
また、現在の酸素21%をもたらしたのも生物なのでした。)
(炭酸カルシウムは、地球のような惑星にしか無く、ある意味生命の
存在を象徴する物質であるといえる。)
そういう意味において、
地球は生物の生命そのものによって、
つくりだされた言っても過言ではない。
また、逆もいえて、原始地球の環境があったからこそ、生命も誕生した。
だがいま、生物の多くが絶滅しつつあり、現在進行形なのだ。
未来形は、どうなってしまうのだろう。