醫王寺(磐田市) の コケ
コケは、生物学的には「植物界」の「蘚苔植物門」として分類されている。
そして、さらに3グループに分けられる(数字は日本の場合)。
蘚苔(せんたい)植物門
・蘚綱 約1030種 (代表はスギゴケ)
・苔綱 約 620種 (代表はゼニゴケ)
・ツノゴケ綱 17種
日本の場合、上記のようにコケは約1600種あるが、
植物や昆虫などと比べれば、ほとんど、それらの名を知られていない。
名を知られていないコケであるが、森での重要な役目をしている。
保水性などである。
コケがあるから、屋久杉がある。
屋久島には、665種類のコケが記録されている。
屋久島の日本全土にたいする面積は、わずか0.1%であるが、
コケの種類の数は、日本のコケの種類の実に42%の数がある
ことになる。
あまりにも身近で、名も知られていないコケであるが、
踏まれても、枯れても、生き延びて、他の生命のために貢献している。