人工衛星は、なぜ落ちてこないか。
実は
、「落ちているから落ちてこない。」と言えるのだ。
すごいスピードで飛び、地球の丸みに沿って落ちつづけている。
宇宙にある物体に、力を加えれば、力が伝わり、等速直線運動を
続ける。写真の図において、重力がなければ接線方向に飛んで
行ってしまうが、重力(地球上より小さい)によって、落ちつづける。
そして、スピードも大事、秒速約8kmであれば、地球をまわり続ける。
(1時間半で地球を1周するスピード。)
(秒速約8kmだと、8km進むと5m落ちる。地球は丸いので、8km進むと
地面も5m下がっている。この繰り返しで、とうとう落ちてこない。と
も表現できる。)
秒速約11km以上なら地球の重力をぬけだして、月まで行ける。
秒速約17km以上なら木星などにも行ける。
秒速約8kmを「第1宇宙速度」、秒速約11kmを「第2宇宙速度」と言ったりする。
地上400~600kmのところを飛んでいる人工衛星は、この軌道でも、
少しの空気があるため、実際は、その抵抗により落ちてくるので、
ときどき、エンジン噴射して軌道を上げる。
宇宙ステーションも、上記に同じである。
宇宙飛行士の若田さん、そのステーションより6月中旬に帰還予定だ。
映画「スタートレック」もはじまった。
晴れた夜、空を眺めれば、速く動く、宇宙ステーションや人工衛星が
見られるかも知れない。
お給料も、「落ちても、落ちない」であればいいが・・・ 、
夜空には、夢があるが、現実は厳しいのだ。