色は、物体と光により生じることは昨日の記事である。
この、色をもたらす光から、実は、長さの単位であるメートルが定義されている。
計量法、計量単位令なる法律により、メートルは、
「真空中で一秒間の二億九千九百七十九万二千四百五十八分の一の時間に光が
進む工程の長さ」
さらに、秒は、
「セシウム百三十三の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する
放射の周期の九十一億九千二百六十三万千七百七十倍に等しい時間」
と定義されている。
長さは、昔は白金90%、イリジウム10%の合金の
メートル原器により、決められていたが、
現在は、光により上記のように定義されている。
メートルは、長さだけでなく、 面積、体積、速さ、加速度、仕事、濃度などなど様々な
「物象の状態の量」を表すもとになっている。
長さがきちっとして、かつ計量法が守られてないと、ボルト・ナットが
しまらない、車が走らない、ロケットが飛ばない・・・ となる。
「計量法」を知る人は多くはいないと思うが、日常大変お世話になっている法律である。
スーパーで買い物をする。グラム〇〇円などの重さにも関わっている。
ガソリンを入れるときもそうである。
昔の度量衡、今の計量法、いずれも、量目をごまかすと、罪が重い。