長さ に思う

長さ に思う

色は、物体と光により生じることは昨日の記事である。

この、色をもたらす光から、実は、長さの単位であるメートルが定義されている。
計量法、計量単位令なる法律により、メートルは、
   「真空中で一秒間の二億九千九百七十九万二千四百五十八分の一の時間に光が
    進む工程の長さ」
  さらに、秒は、
   「セシウム百三十三の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する
    放射の周期の九十一億九千二百六十三万千七百七十倍に等しい時間」
と定義されている。

長さは、昔は白金90%、イリジウム10%の合金のメートル原器により、決められていたが、
現在は、光により上記のように定義されている。

メートルは、長さだけでなく、  面積、体積、速さ、加速度、仕事、濃度などなど様々な
「物象の状態の量」を表すもとになっている。

長さがきちっとして、かつ計量法が守られてないと、ボルト・ナットが
しまらない、車が走らない、ロケットが飛ばない・・・  となる。


「計量法」を知る人は多くはいないと思うが、日常大変お世話になっている法律である。
スーパーで買い物をする。グラム〇〇円などの重さにも関わっている。
ガソリンを入れるときもそうである。
昔の度量衡、今の計量法、いずれも、量目をごまかすと、罪が重い。


同じカテゴリー(環境雑学)の記事
心筋細胞
心筋細胞(2011-02-25 22:27)

有機分子
有機分子(2011-02-24 00:11)

ミジンコ
ミジンコ(2011-02-06 00:11)

溶ける釣り糸
溶ける釣り糸(2011-01-14 00:11)

海洋大国日本
海洋大国日本(2011-01-07 21:22)

この記事へのコメント
 ももパパです

「単位」というと簡単ですが、どのようなものが基本となって定められているのかというのは、学校ではほとんど教えませんね。
重さ=㌔、長さ=センチメートル、量=リットル・・・・・
ただこのように覚えていくだけですよね。その元となっているのが、こういうものなのかぁ、おもしろいなぁ・・・なんて思えたらきっと「科学の眼」を持った子供がいっぱい増えるでしょうね。
それはそうと・・・世界基準として、キログラム、メートル、リットルが使われているのに、どうしてアメリカ、イギリスは、ヤード、ポンド、ガロンなんでしょうね^^ しかもアメリカトン、イギリストンは微妙に重さが違うときてる・・・・
やっぱりワガママな国はこういうトコまでダメですね^^
Posted by ももママ at 2009年02月18日 00:05
ももパパさんへ
いつもありがとうございます。
どれも、おっしゃる通りですね。

自己主張する国は多いですが、
遠慮し、譲ることを美徳とする国は、ほとんどないですね。
日本なんかは、その精神ですら、遠慮して世界に発信してないくらいです。
Posted by ヒロさん at 2009年02月18日 15:39
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
長さ に思う
    コメント(2)