
読売新聞 朝刊 平成20年11月26日
風邪に罹りやすい季節になってきた。
うがいは、米、英、カナダ、韓国などにはなく、日本独特のものらしい。
うがいの仕方で、調査した。
①水だけでうがいをする。
②ヨード液のうがい薬を使う。
③うがいをしない。
02年から03年にかけ、387人を3群に分け、調べた。
するとなんと、 「①水だけでうがいをする。」 は、
①、②よりも、風邪が4割減で、 最も効果があった。
05年米学会誌に発表された(京大保健管理センター所長川村孝教授)。
ヨード液は、殺菌効果が強すぎて、外部へのバリアをしてくれる常在菌まで殺して
しまうようだ。
最近、病院でも、必要以外は、ヨード液を使わない。
このようなことは、往々におこることである。
夏の汗をかいたとき、自分自身は気が付かないでいるのだが、臭ったりする。
美しい女性が、 あれっ と思ってしまうことがある。
汗の成分と悪い菌の作用で臭う。
でも、悪い菌をやっつけるいい菌がいるのだが、
あまりにも、体をきれいにし過ぎると、いい菌まで落としてしまう。
結果的に、臭ってしまうことがある。
なんでもかんでも、きれいにするのが、いいわけではない。
何ごとも、ほどほどがいいのだ。
ちなみに、うがいの仕方のおすすめは、
1.水道水を使う
2.口をすすいで汚れを取る
3.ガラガラうがい(5秒以上×数回)
とある。