垂乳根

垂乳根


   「続あらすじで読む 古典落語の名作」  柳家小満ん監修
                            野口 卓著


「垂乳根(たらちね)(延陽伯)」 は、 落語にもある。

家主(おおや)の紹介で女房を持つことになった八五郎。

歳は23で器量よし、字をも書ければ、縫い仕事をはじめ、
女一通りのことはなんでもできる。でも一点難がある。
言葉づかいが、ばか丁寧すぎるのだ、
そんな女性を女房にすることとなる。

   「・・・茶碗だっておれのはばかに大きくて箸が太いから
    飯を食うのもザークザクのザークザク、沢庵なんかバーリ
    バリだ。かみさんのほうは小さい茶碗に銀の箸だから
    チンチロリンのポーリポリ。おれがザークザクのバーリバリ
    かみさんが・・・・  」


   「あーら、わが君」


小さい時、何回か聴いたことがある。
思い出すだけで、おかしいし、情景までも浮かぶ。

テレビ・ラジオでの落語番組が増えるといいが・・・、
聴きながら想像したり、笑ったりは脳にいい。
日本、健康で笑顔で明るくなると思う。


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この記事へのコメント
こんばんは!

私も落語が大好きです(*^_^*)
でも、あまり聞く機会がないので残念ですが。
日本人はまじめ過ぎると、よく言われますが、
どうしてどうして、落語の中には、ユーモアいっぱい!

ある意味、生活の知恵がぎっしり詰まっているような気がします。

「たらちね」は リズム感のある楽しいお話ですよね。
Posted by 吉田商店のよねこ吉田商店のよねこ at 2010年03月12日 21:51
吉田商店のよねこさんへ
全く同感ですね。
ユーモアあるし、お勉強になる。
こんないいものありませんよね。

漱石も山田洋次監督も、いろんな方々が寄席通いを
されている。

素晴らしい芸と思います。
Posted by ヒロさん at 2010年03月13日 19:39
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    コメント(2)