ものづくりのカリスマ。
世界一の技術を誇る東京下町の金型プレス職人。
NASAから直接注文が入る。
岡野工業株式会社 代表社員 岡野雅行氏 一昨日来浜した。
浜松経済クラブ 創立60周年記念公開講演会
「常識の中に成功はない」
彼の功績は とてつもないものだ。
万年筆のキャップのクリップの取付
マイクの先端の網の深絞りの技術
エアコンの四方弁、暖房・冷房・ドライの切り替え装置
ディーゼルエンジンの排ガスをきれいにする光触媒の装置
カテーテルの先端部分の加工
車のバンパーのセンサー
トランペット
携帯電話のリチウム電池のケース
痛くない注射針
そして、 鈴 1枚の金属板からつくる。
中のリンリンとなる部分を含めて1枚の板でつくる。
40年程前のことだ。 直ちに特許をとり、20年が過ぎ
特許が切れ、さらに20年が過ぎるのに、いまだに
世界で他につくれるものがいない。
その 鈴 を 運よくいただくことができた。
講演は、まるで落語のごとく おもしろい。
世渡りの重要性や
いいものであっても、必ず抵抗勢力が出て来る。
つぶされないようすることが大事。
など力説していた。
また、 「国と銀行は信用してはいけない。
保険にははいらない。保証人にはなるな。
会社は、大きくするな。」
は、父親からの教えで守っているという。
彼いわく、リチウム電池はもう古い。
言えないが、次のことをやっているという。
5~15年先の仕事をしているのだ。
変人でないと、まさに、変わったことはできないのだ。
でも、それが当たり前のことなのだ。