「角川 漢和中辞典」 貝塚茂樹、藤野岩友、小野忍 編者
角川書店 発行
昨日の記事に出た 「虚仮(こけ)にする」 であるが、
「虚」は、きょ と読む場合がほとんどである。
こ と読む場合は少ない。 それでも 虚空(こくう)が浮かんだ。
辞書で調べる。
コ 虚 ①そら ②うそ ③からっぽ
例 虚無僧(こむそう)
キョ 虚 ①からっぽ ②うわべの。実態のない。
③よわよわしい ④ゆだん。不用意。
きょ の熟語は多いが、やはり こ は極めて少ない。
普段使うよりもちょっと変わった読み方をする漢字は、
ときどきある。
初 ショ はつ は多くあるが そ(める) は少ない
馴初(なれそめ)、出初式(でぞめしき)
有 ユウ あり はよく使うが ウ は少なく 、意識せずに
使っているのに次のようなものがある
有無(うむ)、希有(けう)、有頂天(うちょうてん)
こんなちょっと変わった視点から辞書を引くのも面白い。