季語 桜 周辺 ②

季語 桜 周辺 ②

   隅田川のほとりにある 童謡 「花」 の歌詞が刻まれた碑
    武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲
   
   昨日、コメントいただいた、それこそhanahanaさん(花々の風まかせ)
   「春のうららの隅田川 ♫ 」  のそれであります。 また、
   アンダーラインをクリックすると、早春賦の歌詞があります。
   口ずさめば、春です。

さて、俳句で 花 といえば 普通 桜 のことになります。
そんな関係の季語が、次のようなものです。
   花影、花の雨、花の山、花便り、花の昼、花の宿、
   花吹雪、花曇、花を惜しむ、花の香、花明り、花見、
   花冷
などは、なんとなく意味がわかりそうだが、
次のようなものは、ちょっと難しい。
   花篝(はなかがり)、花筏(はないかだ)、花衣(はなごろも)、
   花疲(はなづかれ)、花落(らつか)

だいたい意味はこんな感じである。
   花篝(はなかがり)・・・夜桜のときに焚くかがり火
   花筏(はないかだ)・・・水に流れる桜の花びらのさま
   花衣(はなごろも)・・・花見に行く女性の晴れ着のこと
                昔は、オシャレして花見にいったのだ
   花疲(はなづかれ)・・・花見をして心身の疲れたこと
   花落(らつか)・・・桜の花びらの散るさまやその花びら
聞き慣れないことばもあるが、
やはり美しい日本のことばである。

では、一句

   濡れし靴 落花ぴたりと 持ち帰る


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