隅田川のほとりにある 童謡 「花」 の歌詞が刻まれた碑
武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲
昨日、コメントいただいた、それこそ
hanahanaさん(花々の風まかせ)の
「春のうららの隅田川 ♫ 」 のそれであります。 また、
アンダーラインをクリックすると、早春賦の歌詞があります。
口ずさめば、春です。
さて、俳句で 花 といえば 普通 桜 のことになります。
そんな関係の季語が、次のようなものです。
花影、花の雨、花の山、花便り、花の昼、花の宿、
花吹雪、花曇、花を惜しむ、花の香、花明り、花見、
花冷
などは、なんとなく意味がわかりそうだが、
次のようなものは、ちょっと難しい。
花篝(はなかがり)、花筏(はないかだ)、花衣(はなごろも)、
花疲(はなづかれ)、花落(らつか)
だいたい意味はこんな感じである。
花篝(はなかがり)・・・夜桜のときに焚くかがり火
花筏(はないかだ)・・・水に流れる桜の花びらのさま
花衣(はなごろも)・・・花見に行く女性の晴れ着のこと
昔は、オシャレして花見にいったのだ
花疲(はなづかれ)・・・花見をして心身の疲れたこと
花落(らつか)・・・桜の花びらの散るさまやその花びら
聞き慣れないことばもあるが、
やはり美しい日本のことばである。
では、一句
濡れし靴 落花ぴたりと 持ち帰る