自然界には、様々な 系 がある。
大きいものから小さいものまで、これまたいろいろある。
川には川の、池には池の、沼には沼の、山には山の、
水処理には、水処理の
田には田の系があったりする。
水田の土壌の有機物は、堆肥によるものが多いと思われていたが、
よくよく調べてみると、堆肥由来は全体の2割弱であった。
それ以外は、イネの刈り株や雑草などの
植物が死んで分解されたものであった。
刈り株や雑草は、耕され、土の中に取り込まれ、
朽ち果てて、次の稲穂になってゆく。
朽ち果てて、次の世代に受け継がれてゆく。
ちょっと、飛躍し過ぎかも知れないが、
「人は本当は不死である これを知らないで
説明出来るものは一つもないのである」
岡 潔 (1901-1978、 数学者、1960年文化勲章受章)
を、思い出してしまう。
読売新聞 朝刊 平成21年3月15日
「水田土壌における炭素循環と微生物群集」
名古屋大学教授 木村眞人氏 が
第46回読売農学賞を受賞された。