ミミズと土

ミミズと土

愛犬 夢来(ムク)を飼いはじめて、7年目になる。
家の外で飼っている。
おしっこをよくするところに、草が茂る。
雨上がりの草の柔らかいうちに、その草取りをした。

埋め立てた土に変化があった。
畑の土になっていた。匂いも違っている。

草をむしると、草の根とついている土の中に、ミミズがいる。
たくさんいる。  驚きである。
以前には、なかったことだ。

いい土にしていたのは、彼らミミズなのだ。
犬のおしっこするところに、草が生え、日光や土などにより成長する。
そして、ミミズが来る。
ミミズは土や土中の微生物を食べ、糞をだしてゆく。
これがリンやカリウムを含んだいい土を作る。
また、土をちょうどよい大きさの粒子にしてくれる。
いわば、施肥と耕すことを同時に行い、いい土を作る。
とても、人間にはかなわないことだ。
仮に、人がこのようなことをすれば、どれだけのエネルギーを必要
とするか分からないほどである。

体重1グラムのミミズは、1秒間に0.17mgの土を食べている。
1日には、10~15gの土を動かすと言われている。

ミミズさんには、全く頭があがらない。
ただただ感謝である。


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この記事へのコメント
ミミズは、ほんと素晴らしいですね。
大きく言えば、自然の循環システムっていうのは、凄すぎますね。。。
糞や死骸も、すべて、次の命の素になっていくのだから…。

人間も、その昔は自然の一部として、他の動植物と共に、その中で、生かされ、また活かされていったのに…。

自分達の人生を、自然の大きな営みの中で捉え考えて、生きていく人々が増えていけば…そう願うばかりです。

ミミズさんを始め、大自然に感謝!って感じです。
Posted by げんちゃんげんちゃん at 2009年03月01日 21:31
げんちゃんへ
思いもかけず草取りから自然の凄さを体験しました。

先日、NHKの番組。
爆笑問題のおふたりが大学を訪問するのがありますが、
ロボットの研究のため、ゴキブリなどの昆虫を研究してましたが、
すべての場合、人は自然から学んでますよね。

日本人は、自然を大事にし、自然を上手に利用し、
その中に溶け込んできましたね。
日本人の得意とするところです。

まずは、自然への畏敬と感謝を忘れずにでしょうかね。
ありがとうございます。
Posted by ヒロさん at 2009年03月02日 17:30
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