戸栗美術館で購入した クリアーホルダー (青磁染付 雪輪文 皿 鍋島)
と 本 「すぐわかる日本の伝統文様」 並木誠士監修 東京美術発行
東京に行って立ち寄った、もうひとつの美術館
財団法人 戸栗美術館。
古陶磁専門美術館であり、「吉祥文様展 祝いのうつわ」をやっていた。
陶磁器に積極的に興味を持っている訳ではないが、なんでも興味、好奇心のある自分なので
大いに楽しんだ。勉強になった。この世界も知らないことだらけなのだ。
展示品は主に、伊万里焼、鍋島焼である。
文様は、吉祥文様展ということでおめでたいものである。
龍や鳳凰、獅子や麒麟、鶴亀、松竹梅、長寿を象徴する桃、
宝珠、小槌、蓑・笠、宝巻、冊子、巾着、楽器の笙などの描かれた宝尽くし、
果実を沢山つけ子孫繁栄に繋がる葡萄・柘榴、
花の豪華さから富貴を表す牡丹 などなど
写実的なものからやや抽象的文様、幾何学的文様まである。
また、配置は「散らし」、「繋ぎ」、「尽くし」などがある。
(これら文様は、着物などいろんなところで見られる。)
実に、素晴らしい。
先人たちは、よくぞここまで素晴らしいものを作り、残してくれたと思ってしまう。
ちなみに、雪は豊作の前兆と信じられている。めでたいもの。
実際は、冬には大変な雪であるのだが、常に、前向きに考える日本人がここにも見られる。
いろいろ感ずるところがあり、大いに勉強になった。