
読売新聞 朝刊 平成20年12月6日
ハム工場の地下水汚染問題。
地下水自体に、シアンが入っていたのではなく、地下水を殺菌するための
次亜塩素酸ナトリウム(劣化していた)と地下水の有機物が反応して
シアン化合物が生成された可能性が高いと結論づけた。 とのこと。
シアンの汚染源がどこかにあり、それで地下水が汚染されたわけではない
ということである。
もともとの地下水自体は、安全であったということである。
分析して、シアンを検出した場合は、よくよく注意が必要なのである。
まずは、シアンの検出を疑ってかかる。
1.分析間違いはなかったか。
2.シアンは分析前にすでに生成していたか、分析中に生成したか。
(炭素元素と窒素元素があると、ときとしてシアンが生成される場合がある。
塗装の剥離液など、その例は少なくない。)
そして、本当に、シアンが含まれていたか分析方法を変えるなどして調べる必要がある。
今回のこの問題、会社側には、少しお気の毒に感じてしまう。
(異臭問題も、包装フィルムメーカー側の機械の不具合のせいであった。)
私としては家族に、この会社の製品を買うよう話をした。