季語 竹の〇

季語 竹の〇

わがブログのカテゴリー「がんばれ一句」には、自身の句や俳句に関したことを書き込んでいる。

季語は、春、夏、秋、冬、新年の五つに分かれている。
次のふたつは、季語であるが、いずれの季節になるだろう。

  「竹の秋」、 「竹の春」

竹は普通の植物と反対に、春から夏にかけ、黄葉・落葉する。
春は繁殖の時期で、地下の根茎から竹の子が出て、養分をそちらに
とられて親竹は衰える。
秋には、若竹も成長し、親竹も青々と枝葉を茂らせる。
と言う訳で

  「竹の秋」・・・春の季語
  「竹の春」・・・秋の季語


と、逆さになる。  ややこしい季語。

竹は、皆が右といえば左、白といえば黒 のような
へんちくりん(竹林)な奴なのかも知れない。

そして、ちなみに、「若竹」は夏の季語。


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この記事へのコメント
とても興味深いお話ですね。

普通の植物と反対なんて…。
考えたこともありませんでした。

季語の世界って、奥が深そうですね!!!
Posted by げんちゃんげんちゃん at 2008年10月07日 12:26
げんちゃんへ
逆さのような季語って、たまにあったりします。
ちょっと似た感じで、よく使われる
   「小春日和」・・・立冬を過ぎてからの、春のように、晴れた暖かい
             日和のこと
があります。
これに、同列の季語として、「小春」「小春日」「小六月」。
「小春」「小六月」は陰暦10月の異名。
そして、立冬過ぎのことなので 冬の季語 となる。
小春につけて、「小春空」「小春風」「小春凪」も季語として
使われる。
と、調べたらありました。
Posted by ヒロさん at 2008年10月07日 13:54
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    コメント(2)