
静岡新聞 朝刊 平成20年10月5日
全国世論調査の結果、
祖父母や父母、子どもなどが同居する大家族で暮らしたい人が60%であることが分かったとある。
我が家は、私の母と私の孫娘まで4代である。
実際の生活の中で、
嫁と姑の永遠の問題などその都度、乗り越えて、
うまくやっていくすべを身につけてきた感じがする。
決定的にならないように、辛抱強く、そして、たまには、かわしたりと。
そんな術を身につけつつ、お互い成長してきた気がする。
逃げずに、上手に対応してゆくことを学ぶ。
いろいろ問題があってあたりまえであると考える。
どうあっても、どこでも問題はあるのだから。
もうじき4才の孫娘は、大きいおばあちゃんと
大声で話をする。
時々、孫娘は、「聞こえないね」と、
こちらに小声で言ったりする。
孫娘は、もういろいろと心得ているのだ。
孫娘は、老いも死も理解していないだろうが、肌身で感じとって、
どんどんいろんなものを同時に、学んで勉強しているように見える。
私にとっては、こんな他愛もないことが、この上なく嬉しく仕合せなのだ。