近くを通ったので、久し振りに佐鳴湖に寄ってみました。
雨のしとしと降っていた状態でした。
昭和30年代までは、佐鳴湖の中に3か所ほど湖面が盛り上がり、わき水が湧いていた。
と聞いたことがあります。
なぜ、湧水が出なくなったのか・・・東名高速ができてからだとか、ヘドロのせいだとか、
地下水の使いすぎとか、いろいろあるようですが、定かでないようです。
海水が逆流して、佐鳴湖に流れ込むこともあって、湖の水が入れ替わりにくいところです。
昔のように、湧水があったら、少しは良いのかも知れませんね。
佐鳴湖の水質は、ご存知のように、日本の湖沼のワースト1にもなったりしております。
今日、これを改善するのはなかなか難しいところです。
琵琶湖、諏訪湖、摩周湖・・・など湖は沢山ありますが、それぞれ大きく違いがあります。
摩周湖には、魚は極めて少ないのです。気候もありますが、水がきれい過ぎて、
餌がないほどです。まさに、「水清ければ、魚棲まず」状態なのです。
(透明度も抜群です。)
きれいであれば、なんでもいい ではないのです。
ほどほどのきれいさが丁度よいのです。
我々の体にも、日本の水質規制にある物質、鉄、マンガン、亜鉛、銅、クロム、セレン
は、極微量ではありますが、絶対に必要なものなのです。
悪いものでも、適量は必要なのです。
ちなみに、
カドミウムも、ほぼ皆さんが毎日摂取しているのです。
お米の中にカドミウムは、平均約0.06ppm含まれています。
洞爺湖サミット・・・将来に向けどんな声明がだされるでしょうか。