昨日の続きですが、
私のご先祖様は、鎌倉時代の後半まで、さかのぼると現在の地球人口
66億人とほぼ同じ数になります。
生物は、それぞれによって、いろいろな増殖の仕方をします。我々、人類の場合
受精卵から、細胞分裂を繰り返しながら、人の誕生となります。
卵は、すごい数の精子(1回に数千万~数億個)の内、普通1個と受精し、受精卵ができます。
したがって、受精する確率は1/数千万~数億となります。これを仮に、2千万をもちいて、
少数で表せば、0.00000005となります。
お父さん、お母さんもこの確率で生まれる。自分が生まれる確率は、鎌倉時代からでは、
この同じ数を66億回掛けます。
さらに、本当は、人類誕生の500万年前までの、ご先祖様の数を求めて、その
とんでもない数まで、掛け合わせなければなりません。
・・・・・
そう、私の生まれる確率は、限りなくゼロになる。
生まれるはずもないのに、生まれ存在している。
生命とは、とんでもなく、神聖で、神秘なものと言わざるをえません。
お父さんが、その夜ビールを飲んでいたら、他の人が生まれていたかも知れません。
また、お父さん、お母さんの出会う確率まで考慮したら・・・
「人ひとりの命は、地球より重い」と表現する場合がありますが、
あながち、大袈裟とはいえません。
地球上の生き物がみーんな、こんな調子です。
こうして、考えると地球上の生き物みんな、いとおしくなるのは
私だけでしょうか。