蚊帳の俳句

蚊帳の俳句


「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)、 今年は第二部が 12月に放送される。

ドラマでは、昨年、過ぎてしまったシーンである。


秋山眞之が米国留学する折り、正岡子規へいとまごいにその根岸を訪れる(明治30年6月)。
子規は、すでに脊椎カリエスで動けない状態であった。
秋山、渡米後、子規は新聞に次の句を載せる。

        送秋山眞之米国行

   君を送りて思ふことあり蚊帳に泣く



おさななじみの友を、病床より送る子規の気持ちは・・・いかばかりであったろうか     。

子規 31才のころである。



その後、子規は36才で亡くなってしまう。


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