鍾乳洞

鍾乳洞


真珠、貝殻、サンゴなどは炭酸カルシウムで出来ていることは、先日の記事にしたが、
鍾乳洞の石灰岩もまた主成分は、炭酸カルシウムである。

現在の大気の酸素の前にあった、原始地球の多量の二酸化炭素の一部が石灰岩に
なっている。およそ27億年前生物によりつくりだされた。

鍾乳洞の空洞は、雨水や地下水の浸食によってできた。
また、つららは鍾乳石といい、炭酸カルシウムが再結晶したものだ。
つららから水滴が落ち下から上に成長したものを石筍(せきじゅん)といい、
鍾乳石と石筍のつながったものを石柱といっている。


1cm成長するに、
  鍾乳石は約70年、石筍は約130年の時間を要するといわれる。


およそ、人の一生をかけて、たった 1cm 伸びるだけなのだ。



もともとは、生物がつくり、長い間に浸食され空洞ができ、また、長い時間を
かけて、つらら鍾乳石などができた、    まさに、神秘な鍾乳洞だ。


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この記事へのコメント
すっごくきれい

幻想的な写真ですね
Posted by ゆみっっっちゆみっっっち at 2009年11月19日 00:41
ゆみっっっちさんへ
鍾乳洞は、ほんとうに幻想的、神秘的ですね。
3、4ケ所見てますが、独特の雰囲気がありますね。

たまには、こういった見学もいいかもしれませんね。
コメントありがとうございました。
Posted by ヒロさん at 2009年11月19日 21:25
ヒロさん、いつもご訪問ありがとうございます。
写真「鍾乳洞」いいですね!

私は知識は殆ど無いのですが、実は「鉱物」が大好きなんですよ。
まだ引佐町の竜ケ岩洞が開園した間際の頃に、
取材に行って館長から「鍾乳石」を一つ記念にいただいた事があります。
そう、透明感のある炭酸カルシウムの結晶でした。

特に、遠州と三河の境界周辺は「中央構造線」が走っている関係もあり、
地殻変動の巣なる地でもあり、多種類の鉱石が採掘される地でもあるのですね。つまりこの辺りは地球そのものと、とても深い縁がある地なんですね。

石筍の成長には、途方も無い「時間」の脅威と、反するようなロマンを感じます。
私も、いつか鍾乳洞を写真撮影したいと思っておりました。
そんな気持ちを触発させるようなお写真でした。
Posted by hagihagi at 2009年11月19日 23:21
hagiさんへ
いつも地域のお写真、楽しみに拝見しております。
これからもいろいろと発信の程、お願いします。

素敵なコメントありがとうございます。
身近に、悠久の地球の歴史を感じるところがあるんですよね。

>途方も無い「時間」の脅威と、反するようなロマンを感じます。
ほんとうにその通りですね。
ロマンと美しさがあります。

鍾乳洞からも、山からも、海からも、宇宙からも
また、地域からも 地球の美しさを見ることができますね。

地球って、ほんとーに いいですね。
Posted by ヒロさん at 2009年11月20日 19:37
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    コメント(4)