静岡新聞 平成21年10月27日
埼玉医大で、
人工シートによる胃壁再生に成功した。
生きている豚の胃の4分の1を切り取って作った大きな穴(6㎝角)に、
厚さ1㎜のシートを3枚重ねて縫いつけた。
シートの細かい穴に、周囲の細胞が入り込んで胃が再生した。
シートは、溶けてなくなった。
切除された胃が、もとどおりになる日もぐっと近くなった。
生体吸収シート
体内で吸収、分解されるように人工的に作ったシート。
ポリカプロラクトンとポリ乳酸などを使い、スポンジのように
たくさんの穴が開いている。
軟らかい高分子の素材を縫合しやすい硬さにするため、繊維
で補強してある。
約8週間で体内に吸収、分解され、溶けてしまう。
毒性もない。
再生医療には、新型万能細胞(iPS細胞)などの細胞を使うものと、
今回の人工シートのように、体内の細胞の活動を助ける方法とがある。
再生医療の実用化は、 目前に せまった。
シャーレの中で肉片が、 ピク ピク ピク とひとりでに動いている。
心臓だ。 心筋だ。
などの映像も最近見かけるようになった。
そんな時代になった。