ソメイヨシノ

ソメイヨシノ
   磐田市福田支所

公的施設の学校、公園、役所、また川沿いなど、あちこちで、桜がほぼ満開だ。

桜のなかで、ほぼ日本全国どこでも見ることができるのがソメイヨシノである。
ソメイヨシノは、江戸時代に江戸の郊外の染井村(現在の東京都豊島区)の
造園師や植木職人たちがエドヒガンザクラ系の品種と、オオシマザクラを
交配させつくった品種である。
最近の遺伝子解析によって、明らかになってきた。

人工的な品種の場合、生物のもっている本来の機能が損なわれていること
がある。ソメイヨシノの繁殖能力もそのひとつ。ソメイヨシノは種子で子孫を
残す能力がないのである。
種子によらず、人間が接木などを行って育て増やしたのである。

どの木もDNAが同じという意味ではソメイヨシノもクローンということになるのだ。

と言ってしまうと、花見もさめてしまいかねないが、美しいものは美しい。

そして、パッと咲いて、サッと散ってしまうソメイヨシノ、クローンを思えば、
さらに、悲哀が増してしまうものだ。


いつの日か、南から北へ、3月から5月まで、桜前線とともに旅をしたいと思う。
桜の名所を追っかけながら。


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この記事へのコメント
ソメイヨシノは、種子では増えないのですか!
知りませんでした。

クローンといわれると、ちょっと複雑な気持ちになってしまいますね。

とっても、きれいですが…。
Posted by げんちゃんげんちゃん at 2009年04月02日 07:49
げんちゃんへ
ある意味日本人の
興味強い、辛抱強い、根気強い、成し遂げ強い 
日本人の技のように思えます。

朝も昼も夕も夜も、晴れた日も、風の強い日も、
雨の日も、   すべてに美しい桜ですね。

(ダムに桜もなぜか合いますね。)
Posted by ヒロさん at 2009年04月02日 20:25
なるほど、そういうことなんですね。

日本人の桜に対する思いいれもさることながら、日本人のもつ本質が美しいソメイヨシノを育んできたということなんでしょうか。

今度ソメイヨシノを見るときは、その中にあるものを、のぞいてみようと思ってしまいました。

ヒロさん、ありがとうございます。

ところで、恩師から教えて頂いた道歌に
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」があります。

ヒロさんのこのところの記事を拝見していたら、真っ先に浮かんできました。

今日1日、悔いの無いように精一杯生きたいものですね。。。
Posted by げんちゃんげんちゃん at 2009年04月03日 01:03
げんちゃんへ
げんちゃんのいう通りと思います。
桜にまつはることは、日本人の心でしょうね。
悔いなく、楽しく生きたいですね。
(楽(らく)という意味でなく)

本日、以前ご紹介いただきました市原悦子さんの講演会
のチケットをM様より入手致しました。
ありがとうございました。
Posted by ヒロさん at 2009年04月03日 20:09
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