
「生態系ってなに ?
生きものたちの意外な連鎖」
江崎保男著 中公新書
読めば読み進むほどに、 生きものたち に感謝であるのだ。
人間は、生かされている。
地球上の 様々な生きもの がいなかったら、人間は生きられない。
しかも、生態系(エコシステム)は神業的にできている。
そのどこかが壊れれば、すへてが壊れてしまうほど、
絶妙なバランスの上にできている。
生きものが、どんどん繋がって環になっている。
その
環の内と外の
境、
環を繋ぐ、
環自身の
境。
そのそれぞれの環の境をよくすることが、環境をよくすること。
と、思う。
本には、
「この世に、もしバクテリアがいなかったらと想像してみてください。今頃、
地球は生物死体の山と化していることでしょう。
まさにバクテリアさまさまなのです。」
「生態系のなかを物質は循環するが、エネルギーは循環しない。」
「太陽エネルギーは地球上を通過する。・・・・・
太陽はまさに地球の女神、アマテラスオオミカミなのです。」
「『風が吹けば桶屋がもうかる』のは、生態系および生物群集に
ごく普通の現象だと考えてよい・・・」
などとあるが、
ある意味宗教的ですらある。