読売新聞 朝刊 平成20年12月11日 と
「旅人 ある物理学者の回想」 湯川秀樹著 角川書店発行
ノーベル賞受賞のニュースが続いている。
物理学賞は、日本人初の受賞者 湯川秀樹 以来脈々と続いている。
彼の受賞は、1949年(昭和24年)であり、戦後間もないとき、日本人を
勇気づけ、自身を持たせてくれた。受賞時42歳であった。
彼の幼いころは、本ばかり読んでいたようだ。
中国古典をはじめあらゆるものを。
当時の同級生は、小川(湯川の旧姓)は、文系であり、
将来理系に進むなどとは想像もつかなかったほどだ。 と言っている。
彼の受賞理由の 中間子理論 は なんと 『荘子』から生まれたのであった。
追記
湯川は奥様スミさんの姓である。
スミさんは、大阪の湯川胃腸病院の娘であり、この病院には、夏目漱石も入院
したことがある。
また、論文は、スミさんにせっつかれて書かれた。