
「小学生のための 東京オリンピック」 昭和39年11月5日 学習研究社 発行
団体購買価 200円
きょうは、「体育の日」であります。
ご存知、1964年(昭和39年) 10月10日 東京オリンピックの開会式の日
を記念して、祝日となった(1966年(昭和41年)から)。
その後、2000年(平成12年)に、「ハッピーマンデー制度」により10月の第2月曜日となった。
東京オリンピックのとき、自分は小学生であった。
このとき、わが小学校、全教室にテレビが入った。
無論、白黒テレビ、 オリンピックを観戦した。
チャンネルの切り替えは、ダイヤル式、よく接触不良になり、一番早く故障する部分であった。
そういえば、当時、浜松の空に描く、ブルーインパルスの練習の五輪を、何度も何度も
小学校のグランドから眺めた。
写真の本は、当時、オリンピック直後に、学校より購入したもの。
当時の選手の名前は、すぐ出てくる。
この大会、日本人としてはじめに金メダルをとった 重量上げの 三宅義信、
柔道 岡野 功 、猪熊 功 、神永昭夫
体操男子 主将 小野 喬 、遠藤幸雄 、山下とびの山下治広
バレーボール女子 大松監督率いる 主将 河西(旧姓)昌枝をはじめとする 東洋の魔女たち
マラソン男子 円谷幸吉
体操女子 主将 池田敬子 、小野清子
外国選手では、
重量上げ ジャボチンスキー
体操女子 チャスラフスカ
マラソン男子 アベベ
陸上100m ヘイズ
柔道 ヘーシンク
などなど、まだ挙げられるほどだ。
これほど、スラスラ選手の名前が出てくる大会は、自分には、他にない。
いかに、小さい時、印象に残り、焼きつけられたかがわかる。
この本の記録に、次のようなものがある。
日本人口 9493万人 (現在は、約1億3000万人)
とったメダル 参加のようす
金 銀 銅 競技 選手 役員
16 5 8 20 354 139
あれから、44年。
高度成長、オイルショック、バブル崩壊など、様々を経て、
今日、米国発の金融危機から、 世界大恐慌 になるやも知れぬところ。
人類の叡智でもって、どう乗り切るか。
これから、また、新たな正念場がはじまる。