
「化学の目でみる 地球の環境 」 北野康著 裳華房発行 より
地球のお隣の惑星は、ご存知、金星と火星である。
太陽に、近い方から 金星、地球、火星となる。
少し、比較して見よう。
金星 地球 火星
表面温度(℃) 500 15 -60
大気圧(気圧) 90 1 1/132
大気組成(%)
二酸化炭素 96.5 0.034 95.3
窒素 3.5 78.1 2.7
酸素 0.002 20.9 0.13
その他 (ここでは略)
表面温度では、とても金星、火星に人は住めない。
地球の軌道が少しでも、今よりずれていたら、とんでもなく暑すぎ、寒すぎで、住めない。
大気圧では、金星では、押しつぶされ、火星では、自らの圧で心臓が飛び出るであろう。
大気の成分にいたっては、両星とも、酸素は極めて少なく、95%以上が温暖化原因と
言われている二酸化炭素のそれで占められている。
地球はバランスを崩すとすぐにこわれてしまう、まるでガラス細工のようなものだ。