読売新聞 平成22年4月23日
ウナギの完全養殖の詳細の記事が載ったが、
生態についても少し書かれている。
①主に夏、日本の南、フィリピンの東 マリアナ諸島西方沖で産卵
受精卵から2~3日で孵化、レプトファルスとよばれる親とは
似つかない柳の葉のような形の幼生(仔魚)となる。
②フィリビン沖で幼生が回遊
③黒潮に乗り成長する。
この間、変態をしシラスウナギとなる。体は扁平から親のように
円筒形となり、ほぼ透明である。
④冬から早春にかけシラスウナギが日本に着き川を上る。
(孵化してから約3000kmの旅。この間、約6月。)
⑤川や沼などで5~10年間かけ成長する(天然うなぎ)。
⑥成魚が産卵のため再び海へ マリアナ諸島へ。
完全養殖も飼育技術が大幅に進歩しないと大量生産は、まだ難しいらしい。
生態についても、産卵の様子や孵化の環境など未解明のものが多い。
一つわかると 十くらいわからないことが わかってくる。
シラスウナギの漁獲高は、40年前の15分の1となり、今年はさらに
少ないといわれている。
美味しくて栄養バランスのきわめて良い うなぎ 手ごろに食べ続け
たいものだ。