幼い命

幼い命

   
   読売新聞  平成23年9月21日

以前のテレビ番組「料理の鉄人」に、出演されていた 岸朝子さんが
語られている。
  1952年 4歳の長男が疫痢で亡くなった。

1950年代赤痢が流行した。
(疫痢は小児にみられる赤痢の重症型。致死率が高かった)

公衆衛生は、よくなかった。
下水道もなく、トイレはうじがわいているのが当たり前、天井には
ハエがびっしりであった。それが、そのときの普通の日本であった。

私の兄も、6歳で同じ病に倒れた。
その直後、母も感染したが、一命をとりとめた。

いや、二命というべきかも知れない。
母は、私を妊娠していた。

兄を写真2枚でしか 知らない。


この年代、多くの 幼い命 が失われた。


同じカテゴリー(エコ日記)の記事
2000年の重み
2000年の重み(2014-04-27 08:15)

用水の蓋にらくがき
用水の蓋にらくがき(2014-04-26 12:07)

カーブミラー
カーブミラー(2012-08-21 19:56)

まことに小さなお宮
まことに小さなお宮(2012-08-20 19:24)

兆 気になる記事
兆 気になる記事(2012-08-17 07:30)

相棒
相棒(2012-08-16 07:30)

この記事へのコメント
その時代は、そうだったのですね。。。

私の亡き父の両親も、その時代の疫病にと聞かされました。

「清き水」の大切さが身に沁みます。
Posted by hagihagi at 2011年09月26日 02:24
hagiさんへ
hagiさんところも、 そうでしたか。

昭和20年代、30年代は、チョウチョウもトンボも魚も蛙も
バッタもなんでもいましたが、ハエや蚊も同様に多かったです。

(ハエ取り紙、蠅帳(はいちょう、はえちょう)など今は死語になってますが、)

公衆衛生の向上とともに、(医療の発達もありますが)疫病も激減しました。

そんなことを思うと、後進国には、まず水道、下水整備が大事と思います。

「清き水」ほんとうに有り難いですね。
特に日本の水はキレイです。 簡単な処理さえすれば、すぐ飲めます。

お返事遅くなり失礼しました。
Posted by ヒロさん at 2011年09月27日 21:33
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
幼い命
    コメント(2)