かかりつけの病院へ行った。
なに、血圧の薬と月1回の診察だから、たいしたことはないのだ。
駐車場では、エンジンをかけたままの車、中には園児ぐらいな子が
ひとりいた。 座席を行ったり来たりして遊んでいた。
(驚くほかい。)
受付へゆくと、腰掛けが3つくらいあるのだが、若いお母さんと子どもがそれぞれ
の椅子にすわっていて、お母さんは看護師と世間話に花を咲かせてていた。
私は、診察券を横から「お願いします」と言って出した。
4・5人待合室にはいた。
私が診察を終え、受付の隅っこで会計をしても、さきほどのお母さんは、話に夢中で
周りをいっこうに気遣う気配はない。
別に見るきではないのだが、うしろからは 彼女が大股広げているのがわかってしまう。
当の本人は全く気付かないのだ。
外に出れば、エンジンのかかったままの車。
ああ、この国はどこへ行ってしまうんだ。
たまたま、こんなことに出くわしてしまった。