読売新聞 平成22年5月30日
表皮ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌、同じブドウ球菌だが全く別物であるようだ。
新聞には、
表皮ブドウ球菌の酵素が、黄色ブドウ球菌の保護膜を分解する。
(慈恵医科大 水之江教授らが突き止めた)
保護膜がなくなると、人の免疫物質が黄色ブドウ球菌を攻撃できるようになる。
とある。
表皮ブドウ球菌は、常在菌であり、皮膚をガードしてくれる いわば 皮膚の善玉菌である。
体臭にもよい香りをつくる脂肪酸を産生してくれる。
一方、黄色ブドウ球菌が優位になると、アンモニアやインドール等の不快臭をつくる。
皮膚の悪玉菌だ。
体臭に気をつけるには、洗い過ぎて、表皮ブドウ球菌を洗い落し過ぎないことだ。
私の父は、ある治療が順調に進んで治療の終わり、もう少しのところであったのだが、
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による肺炎になってしまい命を落としてしまった。