「見仏記」 いとうせいこう みうらじゅん 共著 角川文庫
仲間との旅行を計画中 。
ひとりから希望がでている 京都、奈良、飛騨高山 あたりはどうか と。
ただ行くではおもしろくない。
そこで私、
仏像めぐり はどうかと考えた。
仏像とくれば、 みうらじゅん氏 だ。
上記の本を読むことになった。
ボクの考える仏像たちは、ミュージシャンである。彼らは極楽浄土
からやって来て、お堂でコンサートを開いている。彼らはみな
スーパースターで老若男女の心をつかんで離さない。
カッコイイ!!
仏教界の蓮華蔵世界をウルトラマンの星とみるのは、たぶん正解
だろう。ウルトラマンの口元に弥勒菩薩の影響がみられる。
みうらじゅん氏の 絵とことば である。 なんと奇抜な発想。
でもご本人はどうやら大真面目のようなのだ。
文庫本の裏表紙には、 さなえちゃん でなく
小学生時代から、詳細なスクラップブックを作ってしまうほど、
仏像に魅せられてしまった みうらじゅん が、仏友・いとう
せいこう を巻き込んで、2人の"見仏"珍道中が始まった !
セクシーな如意輪観音に心を奪われ、千手観音のパフォー
マンスに驚愕し、十二神将像の逆立った髪型を考察する。
さらに、みやげ物にまで、目配りを怠らないという、充実ぶり。
抱腹絶倒の見仏珍道中記。
と書かれている。
まさに、 その通りの おかしな 本 である。