「新潮日本文学アルバム 林芙美子」 新潮社発行
「日本文学 林芙美子」 中央公論社発行
「放浪記」と言えば、 原作者の 林芙美子(1903-1951)
と、舞台の脚本を手がけた 菊田一夫(1908-1973)
を思い出す。
ふたりとも 小さい頃 考えられないほどの
不遇時代を過ごした。
(とても、勉強できる環境ではなかった。
耐え抜き、まっとうに生き、
素晴らしい作品を残した。)
「放浪記」は、林芙美子の私小説的なものである。
他に、「浮雲」、「蒼馬を見たり」、「風琴と魚の町」、「清貧の書」
などある。
生きることを教えてくれる 林芙美子 である。
有名なことばがある。
「花の命はみじかくて 苦しきことのみ多かりき 林芙美子」
菊田一夫には、
「鐘の鳴る丘」、 「君の名は」 など
超大ヒット作品が多くある。
戦後まもないころ、日本国民は作品に感動した。