雀と大工は軒でなく

雀と大工は軒でなく

   「宮大工千年の知恵
     語りづぎたい、日本の心と技と美しさ」  
        松浦昭次著 祥伝社発行

「雀と大工は軒で泣く」、
雀は軒でさえずり大工は軒で苦労する、という意味。
軒を作るのは難しい、逆に大工の腕の見せ所である。

著者は、日本の中世の建築は強さと美しさが最高のところで
調和している。また、それを象徴するのが「軒反り(のきぞり)」
であると言っている。

また、
日本の中世の軒は非常に繊細なカーブを描いています。そして、
軒反りが描く線も形も、まさにそれでなければならないと思いたく
なるような姿ですっと伸びている。そこに無駄な飾りはありません。
押しつけがましい自己主張もない。それは日本的美のひとつの形
でもあります。
と言っている。


語らずして、うっと唸らせてしまうのが日本の技術や美である。


(日本外交も、こういくとよいのだが。
 外交は、語らなければならない。 でないと、他国は日本が何を
 考えているか理解できないから。
 
 情緒的美である日本の美は他国の人にはなかなか理解しにくいのだ。)


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