マンガは文化

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   「別冊 太陽 夏目漱石」 昭和55年(1980) 平凡社発行

今から28年前の本であり、漱石を特集したものである。
これに、  「漱石と私」各界55人の語る漱石文学  として、
55人の著名人が文章を寄せている。
一部を挙げると、遠藤周作、落合恵子、加藤諦三、唐十郎、サトウサンペイ、
三遊亭円楽、松坂慶子、今年11月3日に、文化勲章を受章するドナルド・キーン
などがいる。

そして、赤塚不二夫がいる。  書かれていることを断片的に書く。
   赤塚の漫画仲間の友人の長谷邦夫が、某出版社の社長に、
   「漫画のかき方を教えてやるから『坊ちゃん』をよく読んどけ」と言われた。

   社長が、そんな説教をしなければならない程、当時の単行本漫画家の
   教養程度は低かったのだ。
   この社長の言葉を、ぼくは笑う事が出来なかったのだ。
とある。

この話は、書かれたときから、さらに20年ほど前の話とあるので、
いまからざっと、50年ほど前の漫画家たちの話である。
漫画をただただ書くことが好きだった少年や青年たちは、漫画以外にも勉強を始めた。

この時、マンガは文化になる第一歩を、まさに踏み出したのだ。

今や、政治のマンガ、経済のマンガ、歴史のマンガ、料理人のマンガなど
ないものはないほどにある。

そして、日本文化のマンガが世界に広まりつつある。
文化だから広まるのだ。


くしくも、本日(11/1)午後9からフジテレビ系列

  土曜プレミアム  フジの芸術ルネッサンス
  これでいいのだ !! 赤塚不二夫 伝説

が放送される。
  





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