技術は情緒、機微から

技術は情緒、機微から
 「人のやれないことをやれ」 岡野雅行 著  ぱる出版 発行

すごい技術の町工場の社長さんの岡野雅行氏。
ご本人は、代表社員とおっしゃってるようです。
NASAから直接、注文がきたり、首相時代元首相の小泉さんが訪ねて
来たり、とにかく、すごいお人です。

1933年(昭和8年)生まれ、渥美清氏は1928年(昭和3年)生まれ。
ほぼ同年代で、お二人とも、若いころ、落語をよく聞き、周辺の人たちから
様々のことを学び、自分のものとしてきてます。

前出の本には、

  ・遊郭のお姐さんややくざのお兄さんのお使いなどをすると、
   きまって、お駄賃をくれた。
  ・遊郭のお姐さんに教えられたこととして、 4回お礼をいいなさい
   例えば、食事をごちそうになったら、   その時に、ご馳走様、
   次の日に、昨日はご馳走様、次の週になったら、先週はご馳走様
   そして次の月になったら、先月はご馳走様  とね。
  ・ケンカはしても弱い者いじめはしない
   むしろ、弱い者は助けるのが当たり前。
   武器なんか使わない、素手だけ。
   武器なんか使ったら、「あいつはだめだ。ケンカする人間の恥だ」
   といわれて、誰にも相手にされなくなってしまう。

など、沢山のいいことが書いてあります。

昭和初期から昭和30年代は、何もない時代でした。
あるのは、人々のふれあいぐらいのものでした。

遊びの中から、自ら学んで、自分のものにしてきたんですね。

技術や芸を磨いたんですね。
自然の中で遊び、人とふれあい、現象や情緒、機微を学び、
すばらしいものが生まれてくるということでしょうね。


最近、子供は地域で育てましょう。などといったりしますが、
日本には、本来、あったことなんですね。
昭和40年代から今日の間、忘れてしまっていたことなんですね。
あら、このあいだは、ちょうど、高度成長期とバブル崩壊期ですね。


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