正岡律
「子規全集」 講談社 『病床六尺』
先日の日曜日、 NHK「坂の上の雲」 では、正岡子規が亡くなってしまった。
糸瓜咲て痰のつまりし仏かな 子規
子規を多くの人たちが支えていた。
新聞「日本」や仲間や弟子たちが・・・
そして、とりわけ、妹の律 の献身的な看病での支えには 驚きである。
子規没後1年(明治36年)、律は32歳にして共立女子職業学校に入学、卒業後、
母校の和裁専門教員となり、大正3年まで務める。
退職後も教え子が訪ねてくるほど、生徒に慕われていた。
律は 自分ことはさておき、皆に、愛情をそそいだ人のようだ。
妹の律なくして、子規はなかったであろう。
餅切ると指切りし妹に胸さわぐ 子規
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