案山子
袋井と磐田の間 新幹線北側
いくつもの 案山子(かかし)が 道路に沿って並んでいる。
気持ちが ふっと なごむ。
「案山子」は、秋の季語である。 別のいいかたでは、
そめ、おどし、おどせ、おどろかし、とぼし、とうぼし、鎌しめ、
嗅し(かがし)、焼しめ、かかし、鳥威し(とりおどし)
などある。 それぞれの名に意味があるようだ。
かかし にはふつう三通りある。
・田の神を迎えて豊穣を祈り、害を避けようとする方法で、神の依代の
人形や神札を田畑に立てたり、注連を張ったりする。
地方によって違うが そめ、おどし、とぼしなどと言う。
鎌と鍬とに菅笠を着せて立てるのを鎌しめと言う。
・襤褸(ぼろ)・毛髪・獣肉・魚の頭など、悪臭のあるものを焼いて
串に挟んだり、注連に下げたりする。これを嗅しや焼しめと言う。
・物音を立てたり、鳥獣をつるし下げて恐れさせる方法。
以上を総称して案山子という (と歳時記にあった) 。
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