ジェル 着火剤
静岡新聞 平成22年7月20日
ジェル状着火剤でバーベキュー中に、大やけど というニュースを知った。
回復を祈るばかりだ。
このニュースには、大変驚いた。 次の2点で驚いた。
こういうものが売られていることに驚いた。
こういうものがあるとは今回、初めて知った。
新聞紙や枯れ葉などを使用せず、簡単に火がつくのがいいのだろうか。
便利なものは、反面不便であったり、危険であったりすることはよくある
ことである。
もうひとつは、着火剤の成分に驚いた。
化学的知識をもってしても、扱いはかなり危険なものであると思う。
知識と扱いかたとは、ある意味別物である。
(知っていても扱えない場合もある)
成分は、ニュースでは、メタノールと言っていた。 ジェルは多価アルコールの
ジエチレングリコールあたりであろうか。
メタノール 消防法第4類危険物(アルコール類)、
引火点11℃、発火点470℃、 引火の危険性が高い、また、揮発性も高く
爆発の恐れもある
ジエチレングリコール 消防法第4類危険物(第3石油類)
引火点111℃、発火点398℃
(危険物の第4類は、引火性液体である)
(引火点、発火点は測定方法やその条件により、その数値が変わります)
着火剤容器中に、メタノールが気化して充満している場合もあろう。
私的には、この2成分、このような用途には使いたくない しろものである。
人類の特徴、
直立歩行、 道具をつくること、 火を使うこと
火を使うことが少なくなった現代だからこそ、火の長所、危険なこと、
扱いについては よくよく知っておかなければならない。
子供にも 早いうちから 教えておかないといけない。
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