季語 敗荷(やれはす)

ヒロさん

2008年10月11日 07:30



秋。

蓮(はす)の葉は、やぶれてくる。
 
この葉を 「敗荷(やれはす)」 とか  「破れ蓮(やれはちす)」 と言う。
蓮は、「はちす」とも読む。果実を入れた花托の姿が、蜂の巣状をしているからである。
花托は倒円錐形で、巣孔中の種子は、果皮が黒く、中身は白く肥厚している。
熟れて抜け落ちる。

そこで、一句

    敗荷の 茎折れに折れ 命つぐ  


そして、寒くなると、冷たい水の水圧でもって、「れんこん」を収穫することとなる。

関連記事