垂乳根

ヒロさん

2010年03月11日 00:11




   「続あらすじで読む 古典落語の名作」  柳家小満ん監修
                            野口 卓著


「垂乳根(たらちね)(延陽伯)」 は、 落語にもある。

家主(おおや)の紹介で女房を持つことになった八五郎。

歳は23で器量よし、字をも書ければ、縫い仕事をはじめ、
女一通りのことはなんでもできる。でも一点難がある。
言葉づかいが、ばか丁寧すぎるのだ、
そんな女性を女房にすることとなる。

   「・・・茶碗だっておれのはばかに大きくて箸が太いから
    飯を食うのもザークザクのザークザク、沢庵なんかバーリ
    バリだ。かみさんのほうは小さい茶碗に銀の箸だから
    チンチロリンのポーリポリ。おれがザークザクのバーリバリ
    かみさんが・・・・  」


   「あーら、わが君」


小さい時、何回か聴いたことがある。
思い出すだけで、おかしいし、情景までも浮かぶ。

テレビ・ラジオでの落語番組が増えるといいが・・・、
聴きながら想像したり、笑ったりは脳にいい。
日本、健康で笑顔で明るくなると思う。

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