初代静岡県知事

ヒロさん

2009年06月26日 00:11



 「初代静岡県知事 関口隆吉の一生」 
   三戸岡道夫(みとおかみちお) 堀内永人(ほりうちながと) 共著
    静岡新聞社発行  (新刊)


今、東国原知事が騒がれている。
知事、地方の首長が国政を動かすことになるか・・・。

折しも、 本が出た。

初代静岡県知事 関口隆吉(せきぐちたかよし)  
(1836-1889、天保7年-明治22年54歳、明治元年のとき33歳)  。

  勝海舟を斬り付けるが失敗、逆に海舟と親友になる。
  幕末三舟・・・勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟と親交を深める。
  徳川慶喜の警護役を務める。
  和宮の京都西還の警護役を務める。
  慶喜に従って、静岡県に移住し、牧之原の開墾を始める。

  初代静岡県知事となる。


  東海道本線が全線開通したばかりのころ、安倍川鉄橋西側
  付近で、列車の正面衝突があり、これに乗り合わせており、
  このときの怪我で亡くなってしまう。

  
初代静岡県知事は、国に対し次のように言っている。
  国が健全な発展をするには、まず地方の健全な発展が必要である。
  したがって、中央政府において政治を執る者は、中央集権に陥る
  ことなく、いかにして自立自営の地方を育成するか、常に念頭において
  政治を行って欲しい。

と。



彼の次男は、文化勲章受章者の 新村 出(しんむら いずる) である。
そう、かの 我が国、最高峰の国語辞書 「広辞苑」 の編者なのである。

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