秋彼岸明け父の教え

ヒロさん

2008年09月27日 00:11



秋の彼岸が明けた。

父は、大正9年生まれ。阪神淡路大震災の年の4月に亡くなった。
13回忌も終えた。

父の教えで、覚えていることがある。
  ・うそをついてはいけない。
  ・卑怯(ひきょう)なことはするな。
  ・弱い者いじめはするな。
    弱いものに勝っても、そんなものは当たり前、自慢にはならない。
この3つは、父のもっとも嫌ったことである。

小さいころは、時々、叱られた。
今となっては、何で叱られたか思い出せない。
ビンタされた。押入れに入れられた。家の外に放り出された。
でも、そのトラウマはない。
体罰は、小学校に入るとぴったとなくなった。
そのかわり、悪いことをすると、正座し仏壇の前で反省させられる。
反省するまで座らされる。
「もう小学生だから、叩かれなくてもわかるな」と言って、小学生の私に
なぜいけなかったのか、考えさせ、反省させるのである。
一人の人として扱った。

小さいときは、いいことも、悪いことも、区別がつかない。
理屈ではないのだ。悪いことは、悪いで小さいときに、教育しなくては
いけない。
理屈がわかるようになったときに教えても、遅い。
金属バットが飛んでくることとなる。
何事も、するには時期がある。
植物を育てるには、種をまく時期がある。水や肥料をやる時期がある。
時期を間違えるととんでもないことになる。

3つの教えは、会津藩の藩校「日新館」の 什の掟 にもある教えである。
  什の掟 の 最後のくだりには
   「ならぬことはならぬものです。」
とある。

父の教えに感謝し、父を尊敬するのであります。
おやじ、ありがとう。
この教えは、次の世代に必ず伝えるよ。

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