2008年12月17日
中谷宇吉郎

中谷宇吉郎(1900-1962)
日本の借金800兆円である。大学教授たちは研究費が少ないと嘆いている。
しかも、大学の研究費は、今も昔も大半が東大が持ってゆく。
中谷宇吉郎(なかやうきちろう)は、東大で、寺田寅彦の教えを受け、
その後も、理化学研究所の寺田研究室の助手となる。
師は弟子を、弟子は師をお互いに尊敬していた。
昭和5年宇吉郎は北大に赴任する。
当初、電気花火の研究をするも、昭和初期の不況もあり、研究費がなく
昭和7年から雪の研究を始める。
雪の結晶の写真を撮った。上空がとのような時に、どんな雪の結晶が
できやすいかつきとめた。気象条件と結晶が形成される過程の関係を解明した。
そして、人工雪を世界で初めて作った。
日本の低温物理学は、世界のナンバーワンになった。
研究費が少なければ、少ないなりの研究をした。
彼の親友の茅誠司(元東大総長)は、彼のことを
研究の着想の卓抜さはいかなる人の追従をも許さないものがあった。
また、その生涯を通じて不平をいわなかった。
と言っている。
彼はガンに倒れた。愛妻静子さんへの最期のことばは
「人にはよくしてあげるんだよ」
であった。

「中谷宇吉郎 小伝と科学随筆抄」 藤岡由夫著 雷鳥社発行
絵は宇吉郎の雪の結晶の南画

「雪の結晶」 ケン・リブレクト 矢野真千子訳 河出書房新社発行
いまでは、こんなにまで 美しい雪の結晶 の写真が撮れるのである。
宇吉郎が現在のデジカメ、顕微鏡、コンピューターなどを手にしたら、どんな研究をしたであろう。
泉のごとくアイデアが湧いただろう。
宇吉郎の残してくれた有名なことばがある。
「 雪は天から送られた手紙である 」
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この記事へのコメント
素晴らしい方だったんですね~
笑顔に彼のお人柄が伺えるかのようです。
白い恋人の創設者は、空から降ってくる雪を見て「空から白い恋人たちが降りてくる・・・」と言ってあの銘菓の名が生まれたそうです。
はてさて、天からどんなメッセージを受けるのでしょうね~(*^_^*)
笑顔に彼のお人柄が伺えるかのようです。
白い恋人の創設者は、空から降ってくる雪を見て「空から白い恋人たちが降りてくる・・・」と言ってあの銘菓の名が生まれたそうです。
はてさて、天からどんなメッセージを受けるのでしょうね~(*^_^*)
Posted by 橋本美恵子(TANA)
at 2008年12月19日 20:08
at 2008年12月19日 20:08橋本美恵子(TANA)さんへ
宇吉郎は、夏目漱石、寺田寅彦と弟子つながりで、漱石の孫弟子ですね。
寅彦と宇吉郎の随筆は、私の中高生のときに、国語の教科書によく載っていて、
随分お世話になりました。自然科学を見ること、人との接し方など、すべてに
おいて勉強になりました。
宇吉郎の笑顔確かに、最高ですね。
宇吉郎が先生であったら、私の人生もかなり変わっていたかも(笑)。
天からは、いろいろ降ってきますね。
雨、光、電子線、隕石などなど
そして、 夢も 。
宇吉郎は、夏目漱石、寺田寅彦と弟子つながりで、漱石の孫弟子ですね。
寅彦と宇吉郎の随筆は、私の中高生のときに、国語の教科書によく載っていて、
随分お世話になりました。自然科学を見ること、人との接し方など、すべてに
おいて勉強になりました。
宇吉郎の笑顔確かに、最高ですね。
宇吉郎が先生であったら、私の人生もかなり変わっていたかも(笑)。
天からは、いろいろ降ってきますね。
雨、光、電子線、隕石などなど
そして、 夢も 。
Posted by ヒロさん at 2008年12月20日 10:52


